南海トラフ地震について
南海トラフ地震とは?
南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として過去に大きな被害をもたらしてきた大規模地震です。
過去の事例を見てみると、1854年の安政東海地震・安政南海地震が約32時間の間隔を置いて発生した事例や、1944年の昭和東南海地震・1946年の昭和南海地震が約2年間の間隔を置いて発生した事例など、時間差で巨大地震が発生した事例が知られています。地震調査研究推進本部の長期評価によると、マグニチュード8~9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は70~80%(令和4年1月1日現在)とされています。
今後も同様の事象が発生する可能性があるため、南海トラフ沿いで一度地震が発生した場合には注意が必要です。
※過去の事例 気象庁資料より引用
南海トラフ地震臨時情報とは?
「南海トラフ地震臨時情報」は、南海トラフ沿いで異常な現象が観測された場合や地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合等に、気象庁から発表される情報です。
気象庁において、M6.8以上の地震等の異常な現象を観測した後、5~30分後に南海トラフ地震臨時情報(調査中)が発表されます。その後、「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の臨時会合における調査結果を受けて、該当するキーワードを付した臨時情報が発表されます。
※内閣府 防災情報ページより引用
太地町では、次のとおりキーワードに応じた防災対応の呼びかけを行いますので、呼びかけの内容に応じた防災対応をとってください。
- 調査中の場合
今後、気象庁や町から発表される情報に留意してください。
日頃からの地震の備えに対する再確認をしましょう。
- 巨大地震警戒の場合
事前避難対象地域(※)にお住まいの方に対し、避難指示や高齢者等避難を発令し、1週間の事前避難 を呼びかけますので、親類や知人宅に避難してください。それが難しい方は、町が開設する避難所に避難してください。
なお、小・中学校やこども園は、1週間の休校・休園とする方針です。
(※)事前避難対象地域とは
後発地震発生後の避難では、津波からの避難が間に合わないおそれがある地域として町があらかじめ指定する地域のことを指します。
太地町における事前避難対象地域は、次のとおりです。
地区名 |
大東・小東・新屋敷・寄子路・水之浦・暖海・常渡・森浦・夏山地区(但し、浸水想定区域外に居住する住民は除く。 |
- 巨大地震注意の場合
臨時情報発表後1週間は、日頃からの地震への備え(※)を再確認していただくとともに、地震が発生したら
すぐに避難できるように準備をしましょう。
(※)避難経路、備蓄物資、家具固定、家族との連絡先の確認等
- 調査終了の場合
大規模地震発生の可能性がなくなったわけではないことに留意しつつ、地震の発生に注意しながら通常の生活を行いましょう。
南海トラフ地震臨時情報は,後発地震発生の可能性が高まっていることを知らせるものであって,予知情報ではありません。 住民の皆さんにおかれましては、冷静な行動をお願いします。 |
南海トラフ地震臨時情報が発表されたら!:防災情報のページ・内閣府
太地町役場 総務課 TEL 0735-59-2335